この環境変数はどの log モジュールで log の取得が有効化されるのかを指定します。
構文
moduleName:level[, moduleName:level]*
moduleName は PR_NewLogModule
の呼び出しで指定される名前か、あるいは、下記のリストにある別名のいずれかです。
level は 0 から 5 までの以下の意味を持つ値を指定します。
- 0 = PR_LOG_NONE: log を取りません
- 1 = PR_LOG_ALWAYS: 重要。全ての log を取ることを意図しています。
- 2 = PR_LOG_ERROR: errors
- 3 = PR_LOG_WARNING: warnings
- 4 = PR_LOG_DEBUG: デバッグメッセージ、注意
- 5: 全部取ります!
Description
PR_NewLogModule
呼び出しの name 引数に関連した moduleName と、0 以外のレベルを指定することで moduleName
の log を有効化します。
実行時に NSPR の log サービスを制御するために、特別な log モジュール名が提供されています。これらの制御は実行時に NSPR_LOG_MODULES
環境変数に設定された場合に、あなたのアプリケーションに関係する NSPR の log サービスに影響を与えます。
- all 全ての log モジュールを有効化します。PR_LOG の呼び出しで全ての log モジュールを有効にするには、下記のように変数をセットします。
set NSPR_LOG_MODULES=all:5
- timestamp 結果の各行の先頭に "2015-01-15 21:24:26.049906 UTC - "のような形式のタイムスタンプをつけます。
- append NSPR_LOG_FILE に参照される現存するファイルにの log エントリーを追加します。もし指定されていないと、現在存在する NSPR_LOG_FILE の内容は書き換えられ、同じ名前で新しいファイルになります。
- sync バッファ無しでのログ取得を有効にします。これは全ての log メッセージが書き込まれるように OS で flush されることを保証しますが、プログラムの実行が遅くなる場合があります。
- bufsize:size log のバッファサイズを size にします。
例
Toolkit::Storage コンポーネントに起こったことすべてを記録します。各行の先頭にタイムスタンプを付け、ログは /tmp/foo.log に記録されます。(ログファイルは実行ファイルが実行されるたびに書き換えられます)。
set NSPR_LOG_MODULES=timestamp,mozStorage:5 set NSPR_LOG_FILE=/tmp/foo.log
試験サーバでのログ取得
- mochitest では、
testing/mochitest/runtests.py ファイル内の
NSPR_LOG_MODULES
を編集し、試験サーバにプッシュします。ログファイルのダウンロードは、 ログビュアーより artifact として行います。 - (その他のテスト?)