Getting comm-central Source Code Using Mercurial
Mercurial は、ソースコードの変更をローカルで追跡し、それらの変更を他のユーザと共有するためのソースコード管理ツールです。Mozilla プロジェクトはソースコードの管理を、Mozilla 1.9 開発用の CVS から Mozilla 1.9.1 とその先の製品開発用の Mercurial へ移行しています。
クライアントの設定
設定は Firefox 3.5/xulrunner 1.9.1 の開発と同じです。次の記事を参照してください。
ソースツリーのチェックアウト
Thunderbird と Seamonkey のソースコードはそれぞれ異なるリポジトリに含まれています。comm-central は、それらのアプリケーション開発用のメインの統合リポジトリです。Thunderbird および Sunbird, SeaMonkey に必要とされるソースコードが含まれています。また、他のソースコードを入手するための client.py
スクリプトも含まれています。
comm-central のソースコードを入手するには (Mercurial の用語で、リポジトリを "clone" します):
# Mozilla ソースコードを src/ フォルダに pull します。
# 数百メガバイトの履歴が .hg フォルダにダウンロードされるため、しばらく時間がかかります。
hg clone http://hg.mozilla.org/comm-central/ src
cd src
client.py を使用して、必要な他のすべてのソースコードを更新または pull してください:
python client.py checkout
- "No module named subprocess" というエラーメッセージが表示された場合は、Python 2.4 以降をインストールする必要があります。
- このステップでは数百メガバイトのデータがダウンロードされます。ネットワークの接続速度によっては、しばらく時間がかかります。
client.py は以下のタスクを行います:
- mozilla-central コードベースを mozilla/ ディレクトリに pull する
- 次のリポジトリを mozilla/extensions ディレクトリに pull する:
- inspector (DOM Inspector)
- venkman (JavaScript Debugger)
- 次のディレクトリを CVS リポジトリから pull する:
- extensions/irc (Chatzilla) (mozilla/extensions/irc ディレクトリへ)
- directory/c-sdk
- 'hg pull' を実行して変更を pull する。これは必須ではありません (あなた自身が pull することになるでしょう)。--skip-comm オプションを client.py に渡し、このタスクをスキップします。
リポジトリの更新
リポジトリを更新するには、client.py を再び実行します:
python client.py checkout
comm-central の異なるブランチ を pull するには、 http://hg.mozilla.org/comm-central
をブランチの場所に置きかえて、上に書かれた最初のステップを行ってください。ブランチの場所は comm-central ページのブランチ章で指定されています。
ビルド
comm-central のアプリケーションについては、次のリンク先をご覧ください:
Firefox と xulrunner
必要であれば、このツリーから Firefox や xulrunner をビルドすることができます。client.py によって mozilla-central リポジトリが pull されるため、Firefox や xulrunner のビルドと開発は comm-central からのリポジトリ内で行うことができます。ただ一つの違いは、ビルドコマンドを実行する前に mozilla/ ディレクトリに移動する必要があることです:
cd src/mozilla make -f client.mk build