MDN の Kuma Wiki プラットホームには、外からアクセスする API がありません。代わりに、人間がアクセスできるリソースを機械的に扱いやすいデータに変換する手段を提供するというのが私たちのアプローチです。
URL 引数
すべての Kuma wiki 文書の URL が HTTP GET で取得されたりブラウザーで見られる時に役立つクエリ引数オプションをサポートしています。複数のクエリ引数は最初の ? の代わりに & で区切られます (マクロの例を見てください)。
summary
-
Kuma にページの概要のみを返すよう指示します。 "SEO summary" クラスでマークされたコンテンツがある場合、そのコンテンツが返されます。そのようなコンテンツがない場合、 "Summary" というタイトルのあるコンテンツが返されます。そうならない場合、最初のブロックのコンテンツが返されます。
raw
- Kuma に、ヘッダーやフッターなどのスキン素材のない、ページの生コンテンツを返すよう指示します。これはエディターを手軽に構築するテンプレートやスクリプトを実行しません。例: https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/Guide/HTML/HTML5?raw
macros
- Kuma にページ内のすべてのテンプレートを実行するよう指示します。
?raw
と組み合わせると、これはサイトラッパーを除くすべてをレンダリングした MDN コンテンツを提供します。既定では?raw
なしです (つまり、通常のサイト表示です)?raw
がある時は既定でオフです。例: https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/Guide/HTML/HTML5?raw¯os nomacros
- Kuma にページ内の KumaScript テンプレートを実行しないよう指示します。通常のサイト表示では
?macros
が既定で「オン」になっていますが、このオプションはオフにします。例: https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/Guide/HTML/HTML5?nomacros include
- Kuma に "noinclude" クラスを持つブロックを除くように命じます。これは単体のページではなく、他のページに含まれた場合のような出力を得るのに便利です。よくサンプルコードなどを除きます (いつもではありませんが)。例: https://developer.mozilla.org/ja/docs/XUL/Attribute/align?raw¯os&include
section=id
- Kuma に指定したアンカー名を持つセクションのみのコンテンツを返すように指示します。例:
https://developer.mozilla.org/ja/docs/MDN/Contribute/Tools/Document_parameters?section=params また、もっと興味深いものは https://developer.mozilla.org/ja/docs/MDN/Contribute/Tools/Document_parameters?raw¯os§ion=paramsメモ: 現在、section
引数はraw
引数も使用しないと文書全体を返すというバグがあります。 expand
-
$children
ビューと連結して、サブページごとの詳細情報つきの JSON レスポンスを展開します。これは各サブページごとの$children
と$json
の連結のように動作します。この方法は、サブページのタグについて学べます。例: https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/Guide/HTML/HTML5$children?expand
文書のメタデータリソース
文書の URL のレスポンスを微調整するための引数と一緒に、 URL 接尾辞で指定される文書の代替ビューもいくつかあります。
$toc
- Kuma に HTML のページの目次のみを返すよう命じます。順序付きリスト (つまり
<ol>
) として返されます。例: https://developer.mozilla.org/ja/docs/MDN/Contribute/Tools/Document_parameters$toc $json
- Kuma に JSON オブジェクトでページを記述するよう命じます。このオブジェクトは基本的に、 KumaScript の処理
wiki.getPage()
を使用して得られるものと同じです。例: https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/Guide/HTML/HTML5$json $children
- Kuma にページのトピックの子を JSON で列挙するよう命じます。このオブジェクトは基本的に、 KumaScript の処理
pages.subpages()
を使用して得られるものと同じです。例: https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/Guide/HTML/HTML5$children これは?expand
引数と共に使用して、もっと詳細のレスポンスを得ることもできます。 $compare
- 必須のクエリ引数 ?from および ?to で指定されたリビジョン間のソーステキスト行の違いを表示します。例: https://developer.mozilla.org/ja/docs/MDN/Contribute/Tools/Document_parameters$compare?to=911697&from=911067
$edit
- 指定された文書の現在のリビジョンを、表示する代わりに編集します。例: https://developer.mozilla.org/ja/docs/MDN/Contribute/Tools/Document_parameters$edit
$history
- 指定された文書の内容を表示する代わりに、最新の10リビジョンのリビジョン履歴を表示します。履歴全体は、クエリ引数の値に ?limit=all を付けることで要求できます。例: https://developer.mozilla.org/ja/docs/MDN/Contribute/Tools/Document_parameters$history?limit=all
$revision
- 文書の "/" の後に指定された番号のリビジョンを表示します。例: https://developer.mozilla.org/ja/docs/MDN/Contribute/Tools/Document_parameters$revision/915141