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    Firefox 33 サイト互換性情報

    Firefox 33 が にリリースされました。可能な限り互換性を維持しつつ開発されましたが、他のブラウザとの相互運用性や最新 Web 標準仕様への準拠のため、後方互換性に関わる変更も含まれます。そのような変更点をまとめましたので、サイトやアプリケーションの動作検証時にご活用ください。

    ここでは Web サイトの後方互換性に影響し得る変更のみ解説します。その他の新機能や変更点については以下のドキュメントをご覧ください。

    今後の更新について知りたければ、Twitter で @FxSiteCompat をフォローしてください。

    CSS

    ethiopic-numeric の接頭辞が外れました

    list-style-type 用の値 ethiopic-numeric のスタイルが CSS3 Counter Styles 仕様で定義されたことから、接頭辞が外れました。接頭辞付き値の対応は今後いずれかの時点で廃止されます。

    不正な list-style-type が順序なしではなく順序付きリストとして表示されるようになりました

    Firefox 33 以降、nonbulleteddisk といった不正な list-style-type プロパティの値が、disc ではなく decimal にフォールバックされるようになりました。これは CSS3 Counter Styles 仕様に準拠するための変更です。

    DOM

    XMLHttpRequest.mozBackgroundRequest が削除されました

    XMLHttpRequest インタフェース上の非標準プロパティ mozBackgroundRequest は Web コンテンツから使用できなくなりました。

    touchentertouchleave イベントが廃止されました

    touchentertouchleave 両イベントへの対応が廃止されました。これらが TouchEvent 仕様から削除されたためです。

    一部の KeyboardEvent.key の値が廃止予定となりました

    KeyboardEvent.key のいくつかの値が廃止予定となり、Firefox 34 での最新 DOM3 仕様に準拠した変更に先立ち Web コンソール に警告が表示されるようになりました。これには、DownLeftRightUpCrselDelExselMenuEscNonconvertHalfWidthRomanCharactersFullWidthSelectMediaMediaNextTrackMediaPreviousTrackRedGreenYellowBlueLiveAppsFastFwdZoomDeadKeys が含まれます。キー値の完全な一覧は KeyboardEvent.key ドキュメントを参照してください。

    FileHandle API が更新されました

    FileHandle API の実装が更新され、IDBDatabase.mozCreateFileHandle メソッドは IDBDatabase.createMutableFile に改名されました。また、FileHandleLockedFile 両インタフェースはそれぞれ IDBMutableFileIDBFileHandle へ改名されました。ただし開発者がそれらのオブジェクト名を直接確認する必要はありません。

    Windows 版 Nightly/Aurora で event.timeStampDOMHighResTimeStamp を返すようになりました

    Windows 版の NightlyAurora チャンネルで、event.timeStamp プロパティが、従来のミリ秒単位のタイムスタンプに代わり、マイクロ秒単位の DOMHighResTimeStamp を返すようになりました。この機能は Beta、Release チャンネルではまだ無効となっており、他のプラットフォームでは実装されていません

    JavaScript

    Number.toInteger が削除されました

    Firefox 16 で実装された Number.toInteger メソッドが、ES6 仕様草案から除かれたため、削除されました。ほとんどの場合 Number.parseInt で代用可能です。

    デフォルト引数と関数本体内関数の評価順が変更されました

    Firefox 15 で実装された デフォルト引数 は、これまで関数本体内の関数の後に評価されていましたが、挙動が変更され、それらの関数の前に評価されるようになりました。そのため、デフォルト引数からそれらの関数を参照することはできなくなります。

    画像ソースとして指定された javascript URL は実行されなくなります

    従来、<img> src や CSS 背景画像として指定された javascript URL は、通常の JavaScript コードとして解析、実行されていましたが、ブラウザをハングさせるために悪用され、サービス妨害 (DoS) 攻撃につながることから、この手法は使用できなくなりました。

    Latin-1 のみの文字列に対する正規表現がパフォーマンス問題を引き起こす場合があります (リグレッション)

    Firefox 33 では、Latin-1 文字列のみで表現される文字列に対する正規表現操作が非常に遅く、ハングにつながる場合もあります。このリグレッションは 内部文字エンコーディングの変更 に起因するもので、Firefox 34 で修正されます。

    複雑なアプリが内部 JavaScript エラーを投げる場合があります (リグレッション)

    WebGL ベースのゲームのような複雑な Web アプリケーションが、Firefox の従来のバージョンでは見られなかった内部 JavaScript エラーを投げる可能性があります。このリグレッションはソースマップ対応の改善に起因するもので、Firefox 34 で修正されます。

    ネットワーキング

    サーバの誤設定によりファイルが部分的にダウンロードされる場合があります (リグレッション)

    Firefox 33 で導入された HTTP 1.1 以降のための適切なフレーミング検査により、誤った設定が行われている Web サーバから、JavaScript、CSS、CSV、PDF、その他の種類のファイルが一部のみしか転送されないことが判明しています。最初のケースは、Content-Encoding: gzip ヘッダが設定されている一方、Content-Length ヘッダに間違ったサイズが書かれているというものです。Apache サーバでは、適切な解決策ではないものの、mod_deflate モジュールを無効化することで問題を素早く回避できます。別のケースは、チャンク転送エンコーディングのレスポンスにおいて終端のゼロチャンクが欠落しているというものです。これらの相互運用性問題は Firefox 33.1 で修正され、フレーミング検査は SPDY と HTTP/2 以降のみに強制されるようになります。

    セキュリティ

    旧式 Crypto API が無効化されました

    window.crypto 上に実装されていた Netscape 由来の 旧式 Crypto API が無効化されました。対象となるのは、enableSmartCardEventsversion 両プロパティに加え、generateCRMFRequestimportUserCertificateslogoutsignText の各メソッドです。これらの機能は一度も標準化されたことはなく、一方で標準の Web Crypto API の実装が進んでいる ことから、Firefox 34 で削除されます。詳しくは MozillaWiki の記事 を参照してください。

    更新: Firefox 33 について寄せられたフィードバックにより、多くの銀行や政府機関でこの旧式 Crypto API、特に crypto.signText メソッドが未だに使用されていることが明らかになりました。そのため Mozilla は、Firefox 34 でこの API を復活させ、近い将来に代替となる Firefox 拡張機能が拡張され次第、改めて削除することを決定しました。Firefox 33 ユーザは、設定 dom.unsafe_legacy_crypto.enabledtrue にすることで、API を再度有効化できます。また Firefox 31 ESR ユーザはこの変更による影響を受けません。

    古い CSP 実装が削除されました

    Firefox 4 で初めて搭載された旧式の非標準 Content Security Policy (CSP) パーサが削除されました。これは Firefox 23 で標準の CSP 1.0 仕様が実装されたことに伴う措置で、接頭辞付き X-Content-Security-Policy ヘッダへの対応は打ち切られました。

    一部の暗号スイートが無効化されました

    一部の古い、安全でない、あるいはあまり使われていない暗号スイートが、暗号スイート提案 に沿って廃止予定とされ、標準で無効化されました。これには、3DES、Camellia、DSS、RC4 が含まれます。

    1024 ビット未満の脆弱な署名を使用した RSA 証明書は受け付けなくなりました

    RSA 512、1000、1023 ビットの証明書は、安全性が十分でないことから、Firefox によってブロックされるようになりました。現在発行されている証明書の大半は 2048 ビットの鍵長を持っているはずです。

    動画・音声

    HTMLTrackElementloaded イベントが load へ変更されました

    HTMLTrackElement インタフェースの実装が更新され、最新の仕様に従って loaded ではなく load イベントを発行するようになりました。

    ドキュメントのタグと貢献者

    Contributors to this page: syoichi, kohei.yoshino
    最終更新者: kohei.yoshino,