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    Firefox 29 サイト互換性情報

    Firefox 29 が にリリースされました。可能な限り互換性を維持しつつ開発されましたが、他のブラウザとの相互運用性や最新 Web 標準仕様への準拠のため、後方互換性に関わる変更も含まれます。そのような変更点をまとめましたので、サイトやアプリケーションの動作検証時にご活用ください。

    ここでは Web サイトの後方互換性に影響し得る変更のみ解説します。その他の新機能や変更点については以下のドキュメントをご覧ください。

    今後の更新について知りたければ、Twitter で @FxSiteCompat をフォローしてください。

    HTML

    <input type="number"> が実装されました

    <input> 要素が HTML5 で導入された number 形式に対応しました。この変更で矢印付きの増減ボタンが追加されたことによるリグレッションが少なくとも 2 件発見されています。ページ作者は、必要であれば CSS -moz-appearance: textfield を使ってボタンを隠すことができます。これは仕様の一部ではありませんが、Chrome 用の -webkit-appearance: none と同様の挙動となります。

    <pre> から古い機能が削除されました

    Firefox は <pre> 要素の colswidth 両属性に対応しなくなりました。前者は Netscape Navigator 由来の非標準の拡張仕様でした。後者は HTML4 の仕様に含まれていましたが、HTML5 から削除されました。

    CSS

    box-sizing の接頭辞が外れました

    box-sizing プロパティの接頭辞が外れました。-moz-box-sizing は一定期間残されますが、開発者は接頭辞なしのプロパティを代わりに使うことが推奨されます。

    DOM

    cloneNodeimportNode の既定動作が浅い複製になりました

    Node.cloneNodedocument.importNode 両メソッドは真偽値の deep 引数を取ります。これは DOM4 の仕様ではオプションであり、省略された場合、これらのメソッドは deep の値が true であるとみなします。しかしこの挙動が最新の仕様で変更され、省略された場合、この値が false であるとみなされるようになりました。実装は Firefox 29 で変更され、深い複製に代わって浅い複製が既定動作になりました。Firefox 28 は、後方互換性と前方互換性どちらのためにも、この引数を省略しないようコンソールを通じて開発者に警告を出していました。

    HTMLIFrameElement.sandboxDOMSettableTokenList を返すようになりました

    従来、HTMLIFrameElement インタフェース (<iframe> 要素) の sandbox プロパティは allow-same-origin のような文字列値を返していました。最新の仕様に合わせ、この型が DOMSettableTokenList に変更されました。sandbox.value が従来と同じ文字列表現を返します。

    KeyboardEvent.key の値が変更されました

    KeyboardEvent.key の実装が最新の DOM3 Events 仕様に合わせて更新され、それに伴ってキーの値が変更されました。例えば、"Spacebar"" " に、"Add""+" になります。また、印刷可能な一般的なキーは "MozPrintableKey" の代わりに実際の文字を返すようになりました。詳しくは ドキュメント を参照してください。

    なお、従来の KeyboardEvent.charCodeKeyboardEvent.keyCodeKeyboardEvent.which プロパティは廃止予定となっており、仕様と実装が安定次第、開発者は KeyboardEvent.key を使うことを検討してください。

    window._contentcontrollerspkcs11LoadStatus が削除されました

    グローバルオブジェクトを標準化する現在進行中の取り組みの一環として、window からいくつかのプロパティが削除されました。_content プロパティは window.content と重複しており、Web コンテンツから使用できなくなりました。window.pkcs11 プロパティはセキュリティ上の理由から Firefox 3.0.14 以降 null を返していました。非標準の controllers プロパティと LoadStatus インタフェースも window 上で参照できなくなりました。

    JavaScript

    ジェネレータが例外を投げる代わりに IteratorResult を返すようになりました

    ECMAScript 6 準拠の ジェネレータ (yield) 構文が Firefox 26 で導入されました。この実装が最新仕様に合わせて更新され、完了したジェネレータ式が TypeError を投げる代わりに { value: undefined, done: true } のような IteratorResult オブジェクトを返すようになりました。 この挙動は Firefox 27 で実装が更新された ArrayMapSet インタフェースのイテレータと一致します。

    ParallelArray が削除されました

    Firefox 17 で導入され、Beta、Release、ESR チャンネルでは Firefox 22 で無効化された 実験的な機能 ParallelArray が、ParallelJS (PJS) を後継として削除されました。PJS はまだ 開発中 であり、現在のところ Nightly チャンネルのみで利用可能です。

    Events

    <select> 上で Enter キーを押しても keypress イベントは呼び出されなくなりました

    multiple 属性が付かない <select> 要素は、意図しないフォーム送信を防ぐため、Enter キーが押されたときに keypress イベントを呼び出さなくなりました。開発者は代わりに keydown イベントを監視することで同じことができます。

    WebGL

    moz-webgl コンテキストリクエストが廃止されました

    Canvas から古い moz-webgl の名前を使って WebGL コンテキストを取得する方法は対応が打ち切られました。Getting started with WebGL で説明されているように、標準の webgl コンテキストを使ってください。

    その他

    ブラウザウィンドウの最小幅が設定されました

    Firefox 29 で導入された新しい Australis テーマ で UI が欠けてしまう潜在的な問題を防ぐため、Firefox のデスクトップブラウザウィンドウに最小幅が設定されました。このサイズは OS X 上で 425px、他の OS 上で 390px となっています。これまでモバイルサイトをテストするためにウィンドウをリサイズしていた場合は、便利な レスポンシブデザインビュー で代用できます。この最小幅はポップアップウィンドウには適用されないため、コンテンツの表示には影響しないはずです。

    ドキュメントのタグと貢献者

    Contributors to this page: kohei.yoshino
    最終更新者: kohei.yoshino,