Firefox 26 サイト互換性情報

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Firefox 26 が にリリースされました。可能な限り互換性を維持しつつ開発されましたが、他のブラウザとの相互運用性や最新 Web 標準仕様への準拠のため、後方互換性に関わる変更も含まれます。そのような変更点をまとめましたので、サイトやアプリケーションの動作検証時にご活用ください。

ここでは Web サイトの後方互換性に影響し得る変更のみ解説します。その他の新機能や変更点については以下のドキュメントをご覧ください。

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CSS

非標準の -moz-text-blink プロパティが削除されました。その代わり、標準となったもののまだ接頭辞付きの text-decoration-line プロパティが blink を正当な値として取るようになりました。ただし実際のところ、アクセシビリティ への配慮から、Firefox 上ではコンテンツは一切点滅しません。なお、text-decoration:blink による点滅効果は Firefox 23 で削除されています。

DOM

HTMLInputElement.widthheight が、typeimage 以外の場合に 0 を返すようになりました

従来、<input>widthheight 両プロパティは、その要素のサイズを返していました。仕様に準拠するため、それらのプロパティは、type 属性が image でない場合には 0 を返すようになりました。

サンドボックス化した iframe 内では document.domain の設定が許容されなくなりました

sandbox 属性付きの <iframe> で埋め込まれたページの document.domain プロパティを設定しようとすると、今後はセキュリティエラーが投げられます。

要素の id 変更後、変更前の id ではアクセスできなくなります

id 付きの要素は window.<id> DOM オブジェクトとしてアクセス可能です。従来、そうしたオブジェクトは要素の id が動的に変更された後も window 上に残っていました。この不可解な挙動が Firefox 26 で修正されました。一般的に使用が推奨される document.getElementById メソッドは、この変更による影響を受けません。

MessageEvent が更新されました

MessageEvent インタフェースが最新仕様準拠のため更新されました。インタフェースがコンストラクタになったため、initMessageEvent メソッドは削除されました。

HTMLCanvasElement.mozGetAsFile が廃止予定となりました

HTMLCanvasElement インタフェース上の非標準の mozGetAsFile メソッドが廃止予定となり、近々削除されることになりました。代わりに標準の toBlob メソッドを使ってください。

UserDataHandler が削除されました

廃止予定となっていた UserDataHandler インタフェースが削除されました。Node.setUserDataNode.getUserData 両メソッドは Firefox 22 で既に削除されています。

XBL DOM インタフェース 上に実装されている次のメソッドが Document から削除されました。getAnonymousNodesgetAnonymousElementByAttributegetBindingParentloadBindingDocument

様々な非標準インタフェースが削除されました

グローバルオブジェクトを標準化する継続的な取り組みの一環として、次の非標準 XUL 関連インタフェースが削除されました。ChromeWindowXULButtonElementXULCheckboxElementXULCommandDispatcherXULCommandEventXULControlElementXULDocumentXULElementXULLabeledControlElementXULPopupElement

JavaScript

予約語の関数名への使用は許容されなくなりました

予約語 を関数名に使用することはできません。Firefox 26 以降、そうしたコードは SyntaxError を投げます。例えば function delete() { ... } は不正な構文です。

プラグイン

Java に初期設定で Click-to-Activate が適用されます

Firefox 26 以降、プラグイン の有効化にはユーザインタラクションが必要となります。人気のある Adobe Flash Player を除き、Web ページに埋め込まれているすべてのプラグインコンテンツは初期設定で無効化され、ユーザのクリックで有効化されます。この変更は、ブラウザのセキュリティとパフォーマンスを向上させるために行われるものです。詳しくは Mozilla Security BlogFuture Releases Blog を参照してください。Web 開発者の皆さんには、HTML5 をはじめとするモダンな Web 技術を活用して、より豊かなユーザ体験を提供することを推奨します。もしそれが不可能な場合は、サイト作者のための Click-to-Activate プラグインガイド を参照してください。

更新: Mozilla は、ホワイトリスト戦略が決定するまでの間、Beta と Release チャンネルでは、Java を除くすべてのプラグインの Click-to-Activate 有効化を延期 することを決定しました。

その他

ブラウザウィンドウの最小幅が設定されました

今後のバージョンで導入される新しい Australis テーマ で UI が欠けてしまう潜在的な問題を防ぐため、Firefox のデスクトップブラウザウィンドウに最小幅が設定されました。このサイズは OS X 上で 425px、他の OS 上で 390px となっています。これまでモバイルサイトをテストするためにウィンドウをリサイズしていた場合は、便利な レスポンシブデザインビュー で代用できます。この最小幅はポップアップウィンドウには適用されないため、コンテンツの表示には影響しないはずです。

更新: この変更は、Australis テーマのみを対象としたものであったことから、Firefox 27 と 28 では 取り消されました。Australis とこの制限は Firefox 29 で導入されます。

ドキュメントのタグと貢献者

Contributors to this page: kohei.yoshino
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