dominant-baseline
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dominant-baseline
属性は、ボックス内のテキストとインラインレベルのコンテンツを整列させるために使用される主要ベースラインを指定します。また、ボックスの整列コンテキストでベースライン揃えに参加するすべてのボックスの既定の整列ベースラインも示します。
これは、変倍ベースライン表を決定または再決定するために使用します。変倍ベースライン表は、 3 つの部分からなる複合値です。
- この主要ベースラインのベースライン識別子
- ベースライン表
- ベースライン表のフォントサイズ
このプロパティの値によっては、 3 つの値すべてを再決定します。他のものは、ベースライン表のフォントサイズのみを再設定します。初期値の auto
が望ましくない結果をもたらす場合、このプロパティを使用して、望ましい変倍ベースライン表を明示的に設定することができます。
あるフォントにベースライン表がない場合、またはベースライン表に希望するベースラインの項目がない場合、ブラウザーは経験則を使用して希望するベースラインの位置を決定することがあります。
メモ:
プレゼンテーション属性であるため、 dominant-baseline
には対応する CSS プロパティ dominant-baseline
があります。両方が指定された場合、 CSS プロパティが優先されます。
この属性は以下の SVG 要素で使用できます。
例
<svg viewBox="0 0 200 120" xmlns="http://www.w3.org/2000/svg">
<path d="M20,20 L180,20 M20,50 L180,50 M20,80 L180,80" stroke="grey" />
<text dominant-baseline="auto" x="30" y="20">Auto</text>
<text dominant-baseline="middle" x="30" y="50">Middle</text>
<text dominant-baseline="hanging" x="30" y="80">Hanging</text>
</svg>
使用上のメモ
値 |
auto
|
text-bottom | alphabetic |
ideographic | middle | central |
mathematical | hanging | text-top
|
---|---|
既定値 | auto |
アニメーション | 離散的 |
auto
-
このプロパティが
<text>
要素に存在する場合、計算値はwriting-mode
属性の値に依存します。writing-mode
が横書きの場合、主要ベースライン成分の値はalphabetic
です。 そうではなく、writing-mode
が縦書きの場合、主要ベースライン成分の値はcentral
です。このプロパティが
<tspan>
、<tref>
、<textPath>
のいずれかの要素に適用された場合、主要ベースラインとベースライン票の成分は、親テキストコンテンツ要素のものと同一のままとなります。baseline-shift
の計算値が実際にベースラインを移動させた場合、ベースライン表のフォントサイズ成分はdominant-baseline
属性が存在する要素のfont-size
属性の値に設定されます。それ以外の場合はベースライン表のフォントサイズは要素のものと同じままです。親のテキストコンテンツ要素がない場合、 scaled-baseline-table の値は
<text>
要素であるかのように構築されます。 use-script
非推奨;-
主要ベースラインとベースライン表の成分は、文字データコンテンツの主要スクリプトを決定することで設定されます。 横書きか縦書きかという
writing-mode
は、適切なベースライン表のセットを選択するために使用され、主要ベースラインは、そのベースラインに対応するベースライン表を選択するために使用されます。 ベースライン表のフォントサイズ成分は、dominant-baseline
属性が関連付けられた要素のfont-size
属性の値に設定されます。 no-change
非推奨;-
主要ベースライン、ベースライン表、ベースライン表フォントサイズは、親テキストコンテンツ要素のものと同一のままです。
reset-size
非推奨;-
主要ベースラインとベースライン表は同じままですが、ベースライン表のフォントサイズは、この要素の
font-size
属性の値に変更されます。これにより、現在のfont-size
に合わせてベースライン表が再変倍されます。 ideographic
-
主要ベースラインのベースライン識別子を
ideographic
に設定し、派生ベースライン表はフォント内のideographic
ベースライン表を使用して構築し、ベースライン表フォントサイズは、これに関連付けられているfont-size
属性の値に変更します。 alphabetic
-
dominant-baseline のベースライン識別子は
alphabetic
に設定され、派生したベースライン表はフォント内のalphabetic
のベースライン表を使用して構築され、ベースライン表のフォントサイズは、要素の SVG 属性であるfont-size
の値、または設定されている場合は CSS のfont-size
の値に変更されます。 hanging
-
主要ベースラインのベースライン識別子を
hanging
に設定し、派生ベースライン表をそのフォントのhanging
ベースライン表を用いて構築し、ベースライン表のフォントサイズは、この要素のfont-size
属性の値に変更されます。 mathematical
-
主要ベースラインのベースライン識別子を
mathematical
に設定し、派生ベースライン表をそのフォントのmathematical
ベースライン表を用いて構築し、ベースライン表のフォントサイズは、この要素の SVG 属性font-size
の値に変更されます。 central
-
主要ベースラインのベースライン識別子は
central
に設定されます。派生ベースライン表は、フォントのベースライン表で定義されたベースラインから構築されます。フォントのベースライン表は、ベースライン表名のideographic
、alphabetic
、hanging
、mathematical
の優先順位で選択されます。ベースライン表のフォントサイズは、要素のfont-size
属性の値に変更されます。 middle
-
主要ベースラインのベースライン識別子は
middle
に設定されます。派生ベースライン表は、フォントのベースライン表で定義されたベースラインから構築されます。フォントのベースライン表は、ベースライン表名のalphabetic
、ideographic
、hanging
、mathematical
の優先順位で選択されます。ベースライン表のフォントサイズは、この要素のfont-size
属性の値に変更されます。 text-after-edge
-
主要ベースラインのベースライン識別子を
text-after-edge
に設定します。派生ベースライン表は、フォント内のベースライン表で定義されたベースラインから構築されます。フォント内のベースライン表から使用するフォントベースライン表の選択は、ブラウザーに依存します。ベースライン表のフォントサイズは、この要素のfont-size
属性の値に変更されます。 text-before-edge
-
主要ベースラインのベースライン識別子を
text-before-edge
に設定します。派生ベースライン表は、フォント内のベースライン表で定義されたベースラインから構築されます。フォント内のベースライン表から使用するベースライン表の選択は、ブラウザーに依存します。ベースライン表のフォントサイズは、この要素のfont-size
属性の値に変更されます。 text-top
-
この値は、 em ボックスの上端をベースラインとして使用します。
SVG
<svg
width="400"
height="300"
viewBox="0 0 300 300"
xmlns="http://www.w3.org/2000/svg">
<!-- Materialization of anchors -->
<path
d="M60,20 L60,270
M30,20 L400,20
M30,70 L400,70
M30,120 L400,120
M30,170 L400,170
M30,220 L400,220
M30,270 L400,270"
stroke="grey" />
<!-- Anchors in action -->
<text dominant-baseline="auto" x="70" y="20">auto</text>
<text dominant-baseline="middle" x="70" y="70">middle</text>
<text dominant-baseline="hanging" x="70" y="170">hanging</text>
<text dominant-baseline="mathematical" x="70" y="220">mathematical</text>
<text dominant-baseline="text-top" x="70" y="270">text-top</text>
<!-- Materialization of anchors -->
<circle cx="60" cy="20" r="3" fill="red" />
<circle cx="60" cy="70" r="3" fill="red" />
<circle cx="60" cy="120" r="3" fill="red" />
<circle cx="60" cy="170" r="3" fill="red" />
<circle cx="60" cy="220" r="3" fill="red" />
<circle cx="60" cy="270" r="3" fill="red" />
<style>
<![CDATA[
text {
font: bold 30px Verdana, Helvetica, Arial, sans-serif;
}
]]>
</style>
</svg>
結果
仕様書
Specification |
---|
CSS Inline Layout Module Level 3 # dominant-baseline-property |
Scalable Vector Graphics (SVG) 2 # DominantBaselineProperty |
ブラウザーの互換性
関連情報
- CSS の
dominant-baseline
プロパティ