alignment-baseline
alignment-baseline
属性は、要素が親要素に対して配置される方法を指定します。このプロパティは、要素と親要素の対応するベースラインのどれを揃えるかを指定します。例えば、ローマ体のテキストでフォントサイズが変わった場合でも、アルファベットのベースラインを一定にすることができます。既定値は alignment-baseline
プロパティの計算値と同じ名前の値となります。
メモ:
プレゼンテーション属性であるため、 alignment-baseline
には対応する CSS プロパティ alignment-baseline
があります。両方が指定された場合、 CSS プロパティの方が優先されます。
この属性は以下の SVG 要素で使用することができます。
使用上の注意
値 |
auto | baseline | before-edge |
text-before-edge | middle |
central | after-edge |
text-after-edge | ideographic |
alphabetic | hanging |
mathematical | top | center |
bottom
|
---|---|
既定値 | auto |
アニメーション | 可 |
auto
非推奨;-
この値はその文字が所属する書法の主要ベースラインです。すなわち、親の主要ベースラインを使用します。
baseline
-
親の
dominant-baseline
の選択を使用します。ボックスの対応するベースラインを親のベースラインと一致させます。 before-edge
非推奨;-
配置されるオブジェクトの配置点は、親テキストコンテンツ要素の "before-edge" ベースラインに配置されます。
text-bottom
-
ボックスの底辺と親コンテンツエリアの上端を一致させます。
text-before-edge
-
配置されるオブジェクトの配置点は、親テキストコンテンツ要素の"text-before-edge" ベースラインに配置されます。
メモ: このキーワードは
text-top
に対応付けられることがあります。 middle
-
ボックスの縦方向の中点を、親ボックスのベースラインと親の x 高の半分に配置します。
central
-
ボックスの中央ベースラインを親の中央ベースラインと一致させます。
after-edge
非推奨;-
配置されるオブジェクトの配置点は、親テキストコンテンツ要素の "after-edge" ベースラインと揃えられます。
text-top
-
ボックスの上端と親コンテンツエリアの上端を一致させます。
text-after-edge
-
配置されるオブジェクトの配置点は、親テキストコンテンツ要素の "text-after-edge" ベースラインに配置されます。
メモ: このキーワードは
text-bottom
に対応付けられることがあります。 ideographic
-
ボックスの表意文字の文字面のベースラインを、その親のベースラインと一致させます。
alphabetic
-
ボックスのアルファベットのベースラインを親のベースラインと一致させます。
hanging
-
配置されるオブジェクトの配置点は、親テキストコンテンツ要素の「ぶら下がり」ベースラインに揃えられます。
mathematical
-
ボックスの数式用のベースラインを親のベースラインと一致させます。
top
-
配置されたサブツリーの先頭を、行ボックスの先頭に揃えます。
center
-
配置されたサブツリーの中心を行ボックスの中心に合わせます。
bottom
-
配置されたサブツリーの底辺を行ボックスの底辺に揃えます。
SVG 2 では、このプロパティの定義にいくつかの変更が加えられました。具体的な変更点としては、auto
、before-edge
、after-edge
の値が除去されました。後方互換性を維持するために、text-before-edge
は text-top
に、 text-after-edge
は text-bottom
に割り当てられる可能性があります。 text-before-edge
および text-after-edge
は、 vertical-align プロパティと併用しないようにしましょう。
例
<svg
width="300"
height="120"
viewBox="0 0 300 120"
xmlns="http://www.w3.org/2000/svg">
<!-- Materialization of anchors -->
<path
d="M60,10 L60,110
M30,10 L300,10
M30,65 L300,65
M30,110 L300,110
"
stroke="grey" />
<!-- Anchors in action -->
<text alignment-baseline="hanging" x="60" y="10">ぶら下がり</text>
<text alignment-baseline="middle" x="60" y="65">中央</text>
<text alignment-baseline="baseline" x="60" y="110">ベースライン</text>
<!-- Materialization of anchors -->
<circle cx="60" cy="10" r="3" fill="red" />
<circle cx="60" cy="65" r="3" fill="red" />
<circle cx="60" cy="110" r="3" fill="red" />
<style>
<![CDATA[
text{
font: bold 36px Verdana, Helvetica, Arial, sans-serif;
}
]]>
</style>
</svg>
他の要素(<text>
など)におけるオブジェクトの配置については、 dominant-baseline
を参照してください。
仕様書
Specification |
---|
CSS Inline Layout Module Level 3 # alignment-baseline-property |
Scalable Vector Graphics (SVG) 2 # AlignmentBaselineProperty |
ブラウザーの互換性
関連情報
- CSS の
alignment-baseline
プロパティ - CSS ベースライン配置