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Object.preventExtensions()

Baseline Widely available

This feature is well established and works across many devices and browser versions. It’s been available across browsers since ⁨2015年7月⁩.

Object.preventExtensions() は静的メソッドで、すでにプロパティが追加されたオブジェクトで、新しいプロパティを抑制します (すなわち、オブジェクトのさらなる拡張を抑制します)。また、このオブジェクトのプロトタイプが再代入されることを防ぎます。

試してみましょう

構文

引数

obj

拡張を不可能にしたいオブジェクトです。

返値

拡張不可能にされたオブジェクトです。

解説

新しいプロパティを追加できる場合、オブジェクトは拡張可能です。 Object.preventExtensions() はオブジェクトを拡張不可能と標示することで、その時点で持っているプロパティ以外のプロパティを持たせることを不可能にします。拡張不可能なオブジェクトのプロパティは通常、依然として削除できることに注意してください。拡張不可能なオブジェクトへ新たにプロパティを追加しようとしても、暗黙的に失敗するか、厳格モードでは TypeError が発生して失敗します。

Object.seal()Object.freeze() とは異なり、 Object.preventExtensions() は JavaScript 固有の動作を呼び出すものであり、他にもいくつかの演算を合成して置き換えることはできません。また、 Reflect にも対応する Reflect.preventExtensions() があります(これは、本質的な処理を運営するためにのみ存在します)。

Object.preventExtensions() は、自身のプロパティの追加のみを抑制します。オブジェクトのプロトタイプにプロパティを追加することは可能です。

このメソッドは対象の [[prototype]] を不変にし、それ以降のあらゆる [[prototype]] への再代入は TypeError を発生します。この動作は [[prototype]] 内部プロパティ固有のものであり、他のプロパティは変更可能なままです。

拡張可能なオブジェクトを拡張不可能にする方法はありますが、逆の方法はありません。

Object.preventExtensions の使用

拡張不可能なオブジェクトのプロトタイプは不変になります。

オブジェクト以外の型強制

ES5 では、このメソッドの引数がオブジェクトではない場合(プリミティブの場合)、 TypeError が発生します。 ES2015 以降では、オブジェクトでない引数は、それが拡張不可能な通常のオブジェクトであるかのように扱われ、単にそれを返します。

仕様書

Specification
ECMAScript® 2026 Language Specification
# sec-object.preventextensions

ブラウザーの互換性

関連情報