XPath 関数

以下はコア XPath 関数及び XSLT 固有の追加 XPath 関数の、解説、構文、引数一覧、返される型、該当する W3C 勧告の原典を含む注釈付きの一覧です。 XPath/XSLT 関数の使用に関するより詳しい情報は、さらなる読み物のページをご覧ください。

boolean

boolean 関数は式を評価し、 true または false を返します。

ceiling

ceiling 関数は 10 進数の実数を評価し、その 10 進数以上の最も小さい整数を返します。

choose

choose 関数は論理値の引数に基づいて、指定されたオブジェクトのうち 1 つを返します。

concat

concat 関数は 2 つ以上の文字列を連結し、その結果として得られる文字列を返します。

contains

contains 関数は、第 1 引数の文字列に第 2 引数の文字列が含まれているかどうかを判定し、論理値 true または false を返します。

count

count 関数はノード集合に含まれるノードの数を数え、その整数を返します。

current

current 関数を使用すると、 XSLT 命令でコンテキストノードを取得できます。

document

document は、外部の文書、または複数の外部の文書からノード集合を見つけ、結果のノード集合を返します。

element-available

element-available 関数は、要素が利用可能かどうかを判断し、true または false を返します。

false

false 関数は論理値 false を返します。

floor

floor 関数は 10 進数の実数を評価し、その数以下の最も大きい整数を返します。

format-number

format-number 関数は数値を評価し、指定された書式で数値を表す文字列を返します。

function-available

function-available 関数は、指定された関数が使用可能かどうかを判断し、論理値 true または false を返します。

generate-id

generate-id 関数は、指定されたノード集合の最初のノードの一意の ID を生成し、その ID を含む文字列を返します。

id

id 関数は渡された ID に一致するノードを探し、識別されたノードを格納するノード集合を返します。

key

key 関数は、指定されたキーに対して指定された値を持つノードのノード集合を返します。

lang

lang 関数は、コンテキストノードの言語が渡された言語に一致するかどうかを判定し、論理値 true または false を返します。

last

last 関数は、式評価コンテキストのコンテキストサイズに等しい数値を返します。

local-name

local-name 関数は、与えられたノード集合内の最初のノードのローカル名 (local name) を表す文字列を返します。

name

name 関数は、与えられたノード集合内の最初のノードの QName を表す文字列を返します。

namespace-uri

namespace-uri 関数は、指定されたノード集合内の最初のノードの名前空間 URI を表す文字列を返します。

normalize-space

normalize-space 関数は、文字列から前後のホワイトスペースを取り除き、連続するホワイトスペースを 1 つの空白に置き換え、その結果として得られる文字列を返します。

not

not 関数は式を論理値として評価し、その逆の値を返します。

number

number 関数はオブジェクトを数値に変換し、その数値を返します。

position

position 関数は、式評価コンテキストのコンテキスト位置に等しい数値を返します。

round

round 関数は、与えられた数値に最も近い整数を返します。

starts-with

starts-with 関数は第 1 引数の文字列が第 2 引数の文字列で始まるかどうかを調べ、true または false を返します。

string

string 関数は与えられた引数を文字列に変換します。

string-length

string-length 関数は、与えられた文字列の文字数に等しい数値を返します。

substring

substring 関数は与えられた文字列の一部を返します。

substring-after

substring-after 関数は、与えられた文字列内で、与えられた部分文字列よりも後にある残りの部分を返します。

substring-before

substring-before 関数は、与えられた文字列内で、与えられた部分文字列よりも前にある部分の文字列を返します。

sum

sum 関数は、指定されたノード集合内のそれぞれのノードの数値としての値を合計した数値を返します。

system-property

system-property 関数は、指定されたシステムプロパティを表すオブジェクトを返します。

translate

translate 関数は、文字列と、その文字列を変換するための文字の集合を評価し、変換された文字列を返します。

true

true 関数は true の論理値を返します。

unparsed-entity-url

unparsed-entity-url() 関数は、指定された名前を持つ解析されていないエンティティの URI を返します。これは、ソース文書の DTD で参照される非 XML データです。

関連情報