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Core JavaScript 1.5 Reference:About

出典: MDC


目次

[編集] このリリースにおける新機能

JavaScript バージョン 1.5 では以下の新機能や改良点が盛り込まれています。

ランタイムエラー:

ランタイムエラーが例外として報告されるようになっています。

数値の書式化の強化:

Number.prototype.toExponential、Number.prototype.toFixed および Number.prototype.toPrecision メソッドの導入により、数値の書式化が強化されています。

正規表現の強化:

  • 量指定子 (+、*、?、{}) は ? を続けることでスキップ優先を指定することができるようになっています。
  • キャプチャする括弧 (x) の代わりにキャプチャしない括弧 (?:x) を使用することができます。キャプチャしない括弧を使用すると、マッチした部分式に対して後方参照ができなくなります。
  • 肯定的および否定的な先読み表現がサポートされています。どちらもマッチさせた文字列に続くものに依存したマッチの表現です。
  • m フラグが追加され、複数行に対してもマッチする正規表現を指定できるようになりました。

条件文中での関数の宣言:

if 節の中で関数を宣言できるようになっています。

関数式:

式の中で関数を宣言できるようになっています。

複数の catch 節:

try...catch 文における複数の catch 節をサポートしています。

定数:

読み取り専用の名前付き定数がサポートされています。この機能は JavaScript の C での実装でのみ利用可能です。

ゲッタとセッタ:

JavaScript の書き手がオブジェクトにゲッタとセッタを追加できるようになりました。この機能は JavaScript の C での実装でのみ利用可能です。

[編集] 読者が知っておくべきこと

C や Visual Basic などの言語を使ったプログラミング経験もあれば役に立ちますが、必須ではありません。

JavaScript という言語は、幅広い環境(ブラウザ、サーバーサイドスクリプトなど)で使われることが意図されています。このリファレンスは、ほとんどの部分で、環境に依存せず、ウェブブラウザ環境をターゲットにしていません。また、このリファレンスは、デモンストレーションの目的で、print 関数を使用しています。この関数は、JavaScript 及び ECMAScript の一部ではないので、環境ごとに、単一の引数で与えた内容を表示する関数として独自に定義する必要があります。たとえば、ウェブブラウザでは、print 関数は以下のように定義されるでしょう。:

function print(string)
{
  window.alert(string);
}

他の JavaScript 環境で、同等の関数を独自に定義することは、読者のために課題として残しておきます。


[編集] JavaScript のバージョン

Mozilla ベースのブラウザの最近のバージョンは、JavaScript のより新しいバージョンをサポートしています。以下の表は、Mozilla Firefox の異なるバージョンでサポートされる JavaScript のバージョンを一覧にしています。

1.5 以下の JavaScript をサポートするブラウザは、今日ではとても珍しくなっています。JavaScript 1.5 が紹介されたのは、1999 年にさかのぼります。歴史的な情報に興味があるならば、Wikipedia の ECMAScript の記事を参考にしてください。【訳注: 日本語版 Wikipedia では、歴史についての詳しい解説がないので、英語版のリンクのままにしています。】

[編集] JavaScript バージョン一覧

JavaScript バージョン (SpiderMonkey の JavaScript エンジンのバージョンに一致) Gecko バージョン Firefox バージョン
JavaScript 1.5 Gecko 0.6x-1.7 Navigator 6.0, Mozilla Application Suite, Firefox 1.0
JavaScript 1.6 Gecko 1.8 Firefox 1.5
JavaScript 1.7 Gecko 1.8.1 Firefox 2
JavaScript 1.8 Gecko 1.9 Firefox 3

[編集] JavaScript の情報の所在

コア JavaScript の文書としては以下のものがあります。

初めて JavaScript に触れる方は Core JavaScript ガイド から読み始めるのがよいでしょう。基本的なところをしっかり理解している方は Core JavaScript リファレンス を利用し、個々のオブジェクトや文についてのより詳しい情報を得ることができます。